10月で設立から10年を迎えた九州フィナンシャルグループの定例会見が開かれ、10年の歩みを振り返るとともに、今後の展望が語られました。

九州フィナンシャルグループは2015年に鹿児島銀行と熊本の肥後銀行が経営統合して設立され、10月1日で10年を迎えました。

肥後銀行の頭取でグループの笠原慶久社長は、印象的な出来事として、2016年の熊本地震での鹿児島銀行からの物資や人員の支援をあげ、「私たちだけでは対応が難しかった。これで両行の絆が深まった」と振り返りました。

また、鹿児島銀行の頭取でグループの郡山明久会長は、県境をまたいだ第一地銀同士の経営統合が当時珍しかった点に触れて、「10年前の経営統合は、今を先取りしている。このアドバンテージを生かして地域を守りながら進化したい」と話しました。

九州フィナンシャルグループ(肥後銀行頭取)・笠原慶久社長
「地域の皆さんが積極的に投資をしていくことで、人口の減少を可能な限り食い止めていく」

九州フィナンシャルグループ(鹿児島銀行頭取)・郡山明久会長
「地域を守りながらさらに進化をする金融グループをつくっていって、地域金融の再編のひとつのモデルだと胸を張って言えるよう、しっかりやっていきたい」

鹿児島テレビ
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