公明党の連立離脱により、臨時国会での首相指名選挙の行方が混沌とするなか、各党の党首から発言が相次ぎました。

12日朝のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」には立憲民主党の野田代表と公明党の斉藤代表が出演しました。

斉藤氏は、首相指名選挙が決選投票となった場合も野党の党首に投票することは「あり得ない」との見解を示しました。

公明党・斉藤代表:
2回目の対応について、基本的にはその時の政治状況を見て、党で話し合って最終的には決める。(自民党と)一緒に準備してきた法律案、予算案を考えれば、我々が今、野党の方に投票することはあり得ないのかな。私の個人的考え方ですけれども。

一方、野田氏は、国民民主党の玉木代表が首相指名選挙での連携の条件として安全保障政策などの変更を求めていることについて、「互いの違いばかりを強調し一致点を見いだす努力をしないのは、責任ある態度ではない」と指摘しました。

立憲民主党・野田代表:
(玉木氏が)総理を目指すというならば、色々なところを含んでまとめるということ、その度量もなければいけないので、ご自身ものりしろを持って、協議に応じてほしい。ぜひ話し合いのテーブルについてほしいというふうに思う。

この発言について、石川県で記者団から問われた玉木氏は「安全保障に関しては、足して2で割って真ん中ですみたいな話はなくて、現行の安全保障の法体系と、それに基づく日米の防衛協力体制を認めるのか、認めないのかということを、明確に答えを党として出していただきたい」と述べました。

原発政策を含め「現実的な対応ができるか党内で議論をまとめてほしい」と重ねて求めました。

12日午後、野田氏は14日にも日本維新の会、国民民主党と党首会談を行いたい考えを示しました。

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政治部
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