野球の母国・アメリカで今、“もう一つの野球”が注目されています。

チケットのキャンセル待ちは400万人に迫る勢いで、キーワードは徹底的なファンファーストです。

フライをバク宙してバックフリップキャッチ。
身長3メートルの超長身投手。

アメリカで話題沸騰中のスーパーエンタメ野球、その名も「バナナ・ボール」。

メジャーリーグの球場で試合すれば満員。
SNSのフォロワー数はメジャー超え。

試合は2時間制でバッターボックスを外すとストライク、バントしたら退場などの独自のルールが人気の理由の一つだといいます。

バナナ・ボール創始者のジェシー・コール氏:
野球には長すぎる・遅すぎる・退屈すぎる部分があることに気づいた。どうすればもっと楽しくできるのか、いろいろ試して新しいゲームを発明した。

試合前から様々なセレモニーが続き、盛り上がるスタジアム。

ド派手な選手入場の後ゲームが始まると、ビジョンに映し出されたのはカウントダウンされるタイマー。
さらに、プレ一も一筋縄ではいきません。

内野フライをバックキャッチ。
スレスレの技で見せたかと思えば、セカンドゴロを横っ飛びでつかむと何と“股抜き投げ”で1塁アウトに。

リリーフでマウンドに上がったのは、身長3メートルのピッチャー。
角度のあるボールで追い込むと、ファーストライナーで切り抜けました。

ハイタッチならぬ“ロータッチ”をしながら引き上げます。

試合が終わってもスタジアムの外でファンサービスが続きました。

最後はファンと選手、スタッフが肩を組み大合唱。
創始者のコール氏は「あらゆる瞬間をより早く、より楽しくするため考え抜いている。それがバナナ・ボールを今の地位へ導いた」と語りました。

フジテレビ
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国際取材部
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