緊急銃猟制度の利用を想定した訓練が相馬市で実施された。

10月3日に相馬市で実施された訓練は「クマが民家に侵入し家の中に居座っている」状況を仮定。現場での猟銃の使用を市から許可されたという想定で実施された。

9月から始まった「緊急銃猟制度」は、人の日常生活圏にクマやイノシシが出没した際に安全確保などの条件のもとで自治体が許可することで猟銃が使用できる。

訓練では、警察や市、猟友会などが、住民の安全確認の方法や対応の手順などを確認した。

相馬市の伊東充幸産業部長は「様々な連携と連絡とそれから意思疎通、そういったものが揃わないとなかなか難しいということを感じられたということが一番の成果だった」と話した。

クマが少ないと言われてきた相馬市だが、2025年度のクマの目撃件数がすでに前の1年間の数を超え、警戒が強まっている。

福島テレビ
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