アメリカのトランプ大統領は10日、10月末に計画していた中国の習近平国家主席との直接会談の中止を示唆しました。
米中両政府は10月末に、APEC(アジア太平洋経済協力会議)が開かれる韓国で、対面での首脳会談を行うための調整を進めています。
こうした中、トランプ氏は10日に自身のSNSで、中国が9日に発表したレアアース関連の新たな輸出規制について「陰湿で敵対的な動きだ」と批判した上で、米中首脳会談について「必要性がなくなったようだ」と中止を示唆しました。
トランプ氏はさらにSNSを更新し、「国際貿易で前例がなく、道義的に許されない行為だ」と非難し、中国からの輸入品に11月1日から100%の追加関税を課すと表明しました。