立憲民主党の泉前代表は11日、自身のSNSに投稿し、次の臨時国会での首相指名選挙を念頭に、国民民主党の玉木代表に連携を呼びかけた。
首相指名選挙をめぐっては、立憲は野党各党に野田代表への投票にはこだわらない方針を伝え、野党統一候補の擁立に向けて連携を呼びかけている。
これに対し、玉木氏は「首相を務める覚悟はある」と強調する一方で、立憲に対し、安全保障や原発など基本政策での一致を求め、慎重な姿勢を崩していない。
玉木氏は10日夜、SNSへの投稿で、「私たち国民民主党は、『解党的』出直しではなく、2020年9月、本当に『解党』して一から出直した。覚悟が違う」とつづった。
かつて旧国民民主党に在籍していた立憲の泉氏はこの投稿を引用し、「旧国民は、たしかに思わぬ『解党』となり、悔しい別れとなった」と振り返った。
そして、「玉木代表の政局観とタフさには心底感服する」とした上で、「ぜひその『覚悟』とは、『立憲とやらない』などという小さな覚悟ではなく、『政策を早く実現する』という大きな覚悟であって欲しい。玉木代表は後者であると信じたい」と強調した。