AI(人工知能)スタートアップ企業の元社長ら4人が粉飾決算をした疑いで逮捕された事件で、自社のサービスを社内で働くスタッフに法人契約させ、架空の売り上げを計上していたとみられることが新たにわかりました。
「オルツ」の元社長・米倉千貴容疑者(48)ら4人は、架空の売り上げを計上し虚偽の有価証券報告書などを提出した疑いが持たれています。
オルツは、主力商品である議事録作成サービスの法人向けプランを業務委託のスタッフ個人に契約させ、会社が料金を支払っていたにもかかわらず、架空の売り上げを計上していたとみられることがわかりました。
「オルツ」元営業担当:
(スタッフの報酬は)40万円の契約で、うち20万円は議事録(サービス)を買っているので、実質20万円の業務委託契約で始めますと。そうまでして(売り上げを)増やしたいんだと思ったのはありましたね。
オルツは上場を果たすためにこうした手口を続けてきたとみられています。