物価高の中、福井大学はすべての学生を対象に教科書の購入代金の一部を補助する制度を始めました。
       
福井大学では、10月から後期の授業が始まるのに合わせ、すべての学生を対象に教科書の購入代金の5%を補助する取り組みを始めました。
  
学生は、大学生協のオンラインストアか店舗で教科書を購入する際、5%割引、もしくは大学生協で使えるポイントとして還元されます。割引分は県内企業や卒業生などの寄付による福井大学基金から補助されます。
  
福井大学では、物価高の中で学生の生活を支えようと、今年度に入り学生食堂のメニューや売店の弁当の値下げを行ってきました。
  
学生たちは「(教科書代は)1万円は超えたと思う。専門的な内容の本になると分厚い本も多くなり、値段が張ってくるので5%の補助は嬉しい」「(補助が出て)嬉しいしありがたい。コンビニで少し買うだけでも結構な値段になるので、(最近の物価は)高いと感じる」などと話していました。
 
大学では「物価がどんどん上昇し続けている中で支出が厳しい、切り詰めなければという声を聞いているので、必要な教科書代を大学として直接支援したいと考えた」と話します。
  
福井大学は、今年度中に大学の基金を使った新たな学生の食の支援を行いたいとしています。

福井テレビ
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