北海道札幌市西区の住宅街で10月9日夜、帰宅途中の女性の目の前にクマが出没し、警察が周辺を警戒しています。

 クマが目撃されたのは札幌市西区山の手5条10丁目の住宅街の路地です。

 9日午後7時30分ごろ、歩いて帰宅していた女性の前にクマが飛び出してきました。

 警察によりますとクマは体長約1mで、女性とはわずか4mの至近距離だったということです。

 女性はその場から逃げて無事でした。

 クマはそのまま北側にある病院側へ走り去りましたが、その後、札幌市西区山の手5条10丁目付近で、「自宅裏の林にクマがいてウロウロしている」と住民から通報がありました。

 クマは木の実を食べながら居座っていて、警察が周辺への立ち入りを規制するとともに、札幌市の職員が現場に向かうなど対応を進めています。

 札幌市西区では9月26日、犬の散歩中の男性がクマに襲われケガをするなど、クマの目撃や出没が相次いでいて、北海道は「ヒグマ警報(~10月25日)」を札幌市西区に出して警戒を呼び掛けています。

北海道文化放送
北海道文化放送

北海道の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。