「被爆80年プロジェクトつたえる・つなげる」
≪平和誓う手形 ♯35 ANT―Hiroshima (アントヒロシマ)渡部朋子 理事長≫
渡部さんは1989年、ANT-Hiroshimaを設立。
市民目線での平和文化交流や国際協力活動を続けてきた。
独自の平和構築活動を行い被爆樹木や被爆者の声を届けている。
- 渡部朋子さんが手形に込める平和のメッセージは?
【ANT―Hiroshima 渡部朋子さん】
『私たちの手で平和をつかむ』
「今、私たちの手から、平和が摺り落ちていくような気がしたんですね。
私たちの手で『本当に平和をつかまないと平和がするりとこの手から抜けてしまう』そういうときにあると思いましたので、本当に平和をつかむんだという意志といいますか、それを80年の今、表明したいと思ってこの言葉にいたしました。被爆者の皆様やこの広島という土地によって一つ一つ学んできたと思うんですね。それを今度は私たちが生かして、平和を守りぬくし、平和を求めている人たちと連帯をして、その地に平和を作り出すことが大事だと思って活動を続けています。次の世代にバトンタッチしながら、最後まで日本という国が絶対に戦争をしないように、あるいは世界で核戦争が二度と必ず起こることがないように、若い人たちの未来を守るために全力を尽くして最後まで走っていきたいと思っております」
「つたえるつなげるヒロシマナガサキ」