松浦市鷹島沖の海底遺跡で9月末から続いている元寇船の発掘調査を10月8日、大石知事が視察に訪れ、引き揚げに向けた課題などを確認しました。
 
約740年前、日本軍と元軍の戦い「元寇」があった海域とされる松浦市の鷹島沖では、これまでに複数の沈没船が見つかっていて市教委が國學院大学の池田榮史 教授と発掘調査を進めています。
 
大石知事の視察は今回が初めてで、ダイバーに取り付けた水中カメラの映像で、沈没船の状況などを確認しました。

大石知事
「今(水深)何メートルですか?」

ダイバー
「今、約18メートルくらいになります」
 
調査チームは今後、沈没船の引き揚げにも取り組みたい考えで、知事と費用や展示場所などの課題についても確認しました。

大石知事
「どういったものをどうやって揚げて保存していくのか戦略的に考えないといけない」「国の重要文化財でもあるので、しっかり活用していける体制も、市と連携して県としても取り組んでいきたい」
 
調査は10月13日までで、市教委は14日に発掘の成果を発表する予定です。
 
一方、関係者によりますと、2026年2月の知事選について大石知事は、10月10日にも会見を開き、出馬を表明するということです。

テレビ長崎
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