偽造した運転免許証を使ってスマートフォンを不正に購入した罪に問われていた通称「トクリュウ」の一員の男に、懲役5年6カ月の判決が言い渡されました。

判決を受けたのは、大阪市の無職・石川剛樹被告(32)です。

判決などによりますと、石川被告は2023年4月から去年4月にかけ、匿名・流動型犯罪グループ・通称「トクリュウ」の一員として、偽造した運転免許証を使ってクレジットカードを発行し、スマートフォンなどを購入しました。

8日の判決公判で、福岡地裁の富張真紀裁判長は、「常習的かつ組織的に広域で実行された、多大な財産的損害を生じさせ得るもの」と指摘。

「偽造運転免許証などの利用は巧妙かつ計画的で悪質」とした上で、「被告人は中心と呼ぶにふさわしく、最も重い責任を有する」として、石川被告に懲役5年6カ月の判決を言い渡しました。

テレビ西日本
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