福岡県北九州市に本社を置くTOTOは8日、第21回「トイレ川柳」の入賞作品を発表しました。

6月から8月にかけてトイレにまつわる川柳を募集し、過去最多の4万925句が寄せられました。

初代ウォシュレットの販売キャンペーン広告「おしりだって、 洗ってほしい。」のコピーライター・仲畑貴志さんが選考にあたり、最優秀賞にあたるネオレスト賞には、雅号(ペンネーム)あっちゃんの「知らんやろ 出た快感を AIは」が選ばれました。

仲畑さんはこの句について「わたしたちの生活のあらゆる場に関与するAI。その範囲は、これからますます増大して、どこまでがヒトの意思かが問われる時代が来ることでしょう。でも AIは、喜怒哀楽という言葉と表現は可能でも、肉体感をともなう実感を得ることはむずかしい。あっちゃんさんのこの句は、トイレから、人類と AIの関係性を考える大きな表現と言えるでしょう」と述べています。

ネオレスト賞の受賞者にはタンクレストイレまたは賞金20万円が贈られることになっています。

トイレ川柳は毎年幅広い年代から応募があり、今年は家族や人生の句に加えて、AIなど最新テクノロジーをテーマにした句が特徴的だったということです。

■主な入賞作品 (カッコ内は雅号(ペンネーム))
○ネオレスト賞(最優秀賞)
「知らんやろ 出た快感を AIは」(あっちゃん)
○トイレと健康賞
「新機能 かかりつけ医に なる未来」(にしくん)
○仲畑貴志賞
「紙もって 白馬に乗った 王子来て」(ピンクのポスト)
「君ん家(ち)の トイレ 又来て いいかなあ」(けんけん)
「孫とじい トイレ争う 仲になる」(あーちゃんおーちゃんのじぃじ)

テレビ西日本
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