天草エアラインが機体の整備管理を委託している日本エアコミューターは国交省大阪航空局から業務改善勧告を受けました。
7日付けで航空法に基づく業務改善勧告を受けたのは天草エアラインが機体の整備管理を委託している日本エアコミューターです。
大阪航空局によりますとことし7月、機体の整備や修理において複数の不適切な行為が判明し、立ち入り検査を実施。航空法に違反する行為が確認されたということです。
具体的には不具合の予兆を整備士の主観で判断し機体の修理をせずに運航を続けたほか、義務付けられている整備記録も作成していなかったということです。
勧告では「組織的な悪質性があり安全管理システムが機能していない」と指摘しています。
日本エアコミューターによりますと天草エアラインの『みぞか号』でもこれらの不適切な行為が合わせて24件あったということです。
ただ、天草エアラインは「不適切な行為はあったが運航の危険につながるような飛行はなかったと報告を受けている」として現時点で「みぞか号の機体の安全性に問題はない」としています。