岩手県北上市和賀町岩崎地区で10月2日以降、同じ小屋にクマが6回侵入しているのが確認されました。
市は人への被害が懸念されるとして7日に危機対策本部を設置しました。
北上市和賀町岩崎地区の住宅敷地内にある農作業用の小屋では、10月2日から5日にかけてクマが6回侵入していることが確認されています。
これを受け市は7日に危機対策本部を設置しました。
北上市 八重樫浩文市長
「人を恐れないクマなので我々としても危機感を持っていて、危機対策本部に格上げした」
この小屋では引き戸や窓ガラスが壊されるなど建物自体の被害が4件確認されているほか、玄米などを詰めていた袋7つが荒らされたということです。
小屋に侵入したのは同じ成獣のクマとみられていて、この家の住人にけがはありませんが、今後の被害を防ぐため市は付近に2台のわなを設置しました。
市内では2025年7月、女性が自宅でクマに襲われ死亡する事案が発生していて、市では岩崎地区でのクマの捕獲や警戒に全力を挙げるとしています。