福井駅の西側にある「南通り」エリアで進む再開発で7日、安全祈願祭と起工式が行われました。ビルの建築工事は8日から始まります。3つのブロックに分けてビルが順次完成する計画で、まずは2027年にホテルが開業する予定です。
  
7日は、南通り再開発組合の齊藤隆美理事長や関係者が出席して神事が行われ、工事の安全を祈願しました。
  
5年前の「南通り」にはビルが立ち並んでいましたが、建物の解体が進み10月に入って更地となりました。
  
計画では、2027年の夏に北陸初進出となる15階建て「カンデオホテルズ」が開業します。その翌年の春には18階建てのマンションと、約250台分の立体駐車場が完成する計画です。
 
最後に、4年後の2029年春に商業施設やオフィスが入る7階建てのビルが完成します。
  
南通り再開発の総事業費は170億円で、県や福井市、国からの行政支援は61億円余りです。
  
再開発組合では「街を活性化する。とにかく南通りが“頭”になってにぎやかな街をつくっていく」とます。
 
また、ホテル事業者は「2027年7月9日に開業を予定している。開業3年後には年間6万人の利用を見込んでいる」と話しています。
  
8日から、ホテルができるブロックとマンションなどが計画される2つのブロックで建物の基礎を支える杭を打つ工事が始まります。
 
<福井駅周辺の再開発> 
福井駅周辺で現在進んでいる主な再開発は2カ所。「南通り」と西武福井店の前あたりにある通称「三角地帯」のB街区。B街区のビルは、1階に商業施設、3階より上には分譲マンションが入る地上10階建ての複合ビルで、名称は「マルノウチフクラ」。すでに外観(建物)は完成し、2026年3月の開業に向けて仕上げが進められている。

福井テレビ
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