愛媛県松山市の松山秋祭りは7日に多くの地域でクライマックスを迎えました。勝岡八幡神社では市の無形民俗文化財の「一体走り」が行われ、初めて参加した高校生が達成感に涙を流したほか、まさかのプロポーズもあり、会場は熱気と感動に包まれました。

「わっさー、わっさー」との独特なかけ声。ふんどし姿のかき手たちがみこしを担いで約100メートルの参道を一気に駆け抜けていきます。

勝岡八幡神社の秋祭りで市の無形民俗文化財「一体走り」です。担ぐのは重さ200キロ以上のみこし。上下左右に揺らさず駆け抜けるのがよい走りとされています。

今年注目だったのが、高校生8人が初めて挑んだ「安城寺地区」のみこし。練習ではうまくいかないことも多かったものの無事に完走。走り終えた表情は涙と達成感にあふれていました。

初めて参加した高校生:
「ずっと見てきた一体走りなんで憧れてたんで走れてうれしかったです。(きょうの走りは)120点です」

唯一の社会人・井上英明さん(21):
「走れるか不安なところで走り切ったというので、感動というかうれし涙というか。これからの時代を自分らが盛り上げていくためにも今の高校生・中学生がもっと祭りに参加してくれるとうれしい」

さらに、ふんどし姿でプロポーズした男性も。愛しい女性と抱き合う姿を披露し、周りから祝福の拍手が起こりました。まさに晴れの舞台です。

プロポーズした濱矢琉貴さん(23):
「祭りの男なんで僕は。祭りの日に(愛知から地元に)帰ってきてやろうと思ってて。成功して良かったと思う」

プロポーズされた下田明衣さん(23):
「(プロポーズされると全然思ってなかったです。うれしいです」

熱気と感動に包まれた松山地方の秋祭り。宮入りでフィナーレを迎えます。

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テレビ愛媛
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