相撲とゆかりの深い西古川町のだしものは櫓太鼓と本踊です。

戦禍のウクライナから避難してきた高校生、エゴール・チュグンさん。

相撲を続けられる感謝の気持ちを込めて、堂々とした演技を披露します。

迫力ある弓さばきに、観衆からも大きな拍手が贈られました。

弓取り方 エゴール・チュグンさん
「(雰囲気に)まずはびっくりして、終わったあとに感動した」「自分の家族や街への思いを入れてやった」「(3日間は)稽古通り、弓を落とさないようにがんばりたい」

本踊では、3歳から17歳までの9人の子供たちが長唄「諏訪舞清流晒女」を披露。

さらしで中島川の流れを表現します。

踊り子 梶原夢花さん
「前はたどたどしかったけど、きれいに踊れていたので姉として感動だった」 

トリを飾ったのは、賑町の大漁万祝恵美須船です。

長崎くんちで唯一、「海の漁」を表します。

石畳を海に見立て、恵美須姿の船頭が見事に生きたタイを釣り上げました。

大漁に沸く様子を最重量級の重さ4.5tの船で、豪快な船回しで表します。

長采 立岩直樹さん
「根曳もいつも以上に頑張っていて、力強さが伝わったと思う」

若根曳 手塚珠幹さん
「諏訪神社の大舞台で最初はとても緊張したけど、とてもいい奉納ができたんじゃないかなと思う」

観客(雲仙市から)
「長崎県内にいて、くんちを見たことないなと思って初めてきた。こんなに楽しいものとは思わなかった」

観客(熊本から)
「一度しか経験ができない。400年の歴史、そこに参加できたことに感謝している」

7日から3日間、長崎の町はくんち一色に染まります。

テレビ長崎
テレビ長崎

長崎の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。