愛媛県砥部町のとべ動物園は7日、飼育していたコツメカワウソ2匹が死んだと発表しました。死因はともに腎不全としています。
とべ動物園によりますと、死んだコツメカワウソはとべ動物園で生まれた「くるみ」(11)、香川県の動物園からやってきた「グラ」(6)で、ともにメスです。
「くるみ」は食欲が8月下旬から徐々に下がり、薬で治療していたものの9月12日に腎不全で死んだということです。
「グラ」も食欲が低下し、エサを変えたり栄養液などを与えて治療していたものの9月23日に腎不全で死んだとしています。
飼育担当者は「くるみは亡くなる3日前から大好きなエサを食べ始め、最後の力をふり絞ってくれた」「グラは仲良くしている姿が印象的。お昼寝している姿が見られないと思うと残念でならない」としています。
コツメカワウソはインドから中国南部、東南アジアなどに分布。手足のツメが小さいことが名前の由来になっていて、森林や河川の開発によって生息地が減少しているということです。家族の群を作って12種類以上の鳴き声を使い分け、飼育での平均の寿命は10~15才とされています。
とべ動物園で飼育されているコツメカワウソはオス3匹、メス1匹になりました。
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