10月6日で四半世紀が経ちました。
最大震度6強を記録した鳥取県西部地震から25年。
地震の教訓を改めて学び、災害の備えにつなげようと、米子市で鳥取県主催のシンポジウムが開かれました。

2000年10月6日の午後1時30分。
阪神・淡路大震災を超えるマグニチュード7.3の巨大地震が発生。
境港市と日野町では最大震度6強を観測しました。

地震発生から25年が経った10月6日に米子市では、この地震の教訓をいかし防災意識の強化につなげようと鳥取県主催のシンポジウムが開かれました。

この中で、鳥取県の平井知事は地震発生当時を振り返りつつ、当時の経験から学び日頃から災害に備える重要性を訴えました。

鳥取県・平井知事:
(地震から)私たちはいろんなことを学んだような経験をしました。災害というのはいつ起こるかわかりません。
次の災害に立ち向かっていける勇気と知恵を得ていきたいと思います。

また、防災研究の第一人者である神戸大学の室崎益輝名誉教授が講演を行い、地域防災においては行政の避難所運営や支援物資の配給といった「公助」とともに、地域住民による「自助・共助」が重要であると訴えました。

神戸大学・室崎益輝名誉教授:
共助とか互助の重要性とそれをもっと引き出す仕掛けが欠けている。その共助の仕掛けが、鳥取(西部地震)にある。

このほか、防災に強い地域コミュニティの形成について、パネルディスカッションも行われ地震の教訓を引き継ぐとともに、参加者一人一人が防災への意識を高めていました。

TSKさんいん中央テレビ
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