自民党総裁選で高市早苗氏が女性初の新総裁に決まったが、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に日本維新の会・藤田文武共同代表が出演し、「臨時国会前に連立合意にいきつく可能性は低い」と見解を語った4日、自民党の総裁選で高市早苗氏が第29代総裁に選ばれた。

少数与党となっている中で野党との連携をどうするのかが焦点となっているが、今のところ維新・国民両党首は仮に連立協議の打診があった場合、協議に前向きな発言をしている。

松山俊行キャスターが「日本維新の会は、今回の総裁選で小泉進次郎氏が首相になるのを前提に前向きだったように見えるが、高市新総裁で迷っている部分はあるのか」と問うと、藤田共同代表は「どなたがなっても等距離でやらしていただく。もしお声がけがあるようだったら、少数与党国会の非常に不安定な状況の中の野党として責任を持って向き合いたい」と語り、さらに、15日にも召集される臨時国会の首相指名選挙の2回目の投票を高市総裁でまとまっていく可能性については、「一般論として申し上げると連立の合意がその前にできたら1回目からできる。それから、まだ確定していないが国会の日程が相当短い期間。そこまでにさまざまなところを普通に考えていくと、実務上難易度が高い。国会開会前にいき着ける可能性は低いと思う」と臨時国会前の連立合意については否定的な考えを述べた。

一方、国民民主党の古川元久代表代行は「連立協議ではなく政策協議。我が党はどなたが新総裁になっても、去年12月の3党合意、まずこの約束の手形を落としてもらってからそれ以降の話になる。そういった意味では高市新総裁はやりますと言っていたので、まずそこからやってもらうことが次の協議の大前提になる」と語った。

番組では週の前半にも行われる自民党の執行部人事や、与党との連立のカギになるといわれる維新・国民の政策についても橋下徹らと議論した。

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