フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に総裁選に一番乗りで出馬表明をした自民党・茂木敏充前幹事長が出演し、総裁選に勝利し首相になった場合、連立政権の枠組みを変えたとしても、衆議院の早期解散に踏み切る考えはないことを明らかにした。
総裁選は、一番乗りで出馬表明した茂木氏と小林鷹之元経済安保相、小泉進次郎農水相、高市早苗前経済安保相、林芳正官房長官の5人の戦いと見られている。
出馬会見で新たな連立を追求するとしていた茂木氏は、仮に総理総裁となった場合、早期の解散は考えていないとこれまで発言していた。連立を組んで新しい枠組みになったら早期に信を問うべきではとの指摘について、「まず結果を出す。経済がよくなるなど結果を出さない限りダメなんだと思います。政治が停滞をしている状況の中で、暮らしもよくなってきたなとか、日本の国際社会での存在感も高まってきたなとか。いろんな意味で結果を出すというのが第一で、自民党もやるじゃないかと、もう一回託してみようか、こういう気持ちが出てこないうちに、ただいきなり総理になったから解散ということはないんじゃないかと思っています」と改めて早期解散に踏み切る考えはないと語った。
番組では、茂木氏が物価高対策として打ち出した「生活支援特別地方交付金」の詳細についてや、企業・団体献金をめぐる政治とカネ改革について、第一生命経済研究所の熊野英生首席エコノミストや橋下徹らと議論した。
総裁選は9月22日告示、10月4日投開票の予定。