群馬県・安中市で高さ8m、全長450mの鉄製の壁に囲まれた「安中総合射撃場」。

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国体選手強化を目的に1972年に建てられたクレー射撃場で、その約250メートル先には住宅街が広がっている。

そんな歴史ある射撃場が2018年から約7年、休業しているという。
なぜ、休業のままになっているのか。

群馬県環境森林部自然環境課・臼田栄慈課長:
前からお皿が出てきて撃つわけですけど、あちらの方にライフル射撃場ができていますので、あちらの方に弾が届いてしまうのが問題になっています。

空中に飛んだ「クレー」と呼ばれる皿を狙って散弾銃で撃つクレー射撃。
弾丸が発射された際に飛び散った小さな弾が、併設されているライフル射撃場の建物に当たってしまう問題が判明。

そのため、ライフル射撃場のみの営業で、敷地の大部分を占めるクレー射撃場は休業となっているのだ。

群馬県環境森林部自然環境課・臼田栄慈課長:
結果とすると、検討が甘かったのかなということになりますね。