開催中の国民スポーツ大会で3日からサッカー競技が始まりました。ジェイリースFCは4日、大分の誇りを胸に初戦に臨みます。
大会前のチームを取材しました。
創部8年目のチームは9月、所属するサッカー九州リーグで初優勝しました。
そしてこの優勝で、2年連続で「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ」の出場権を獲得。この大会で優勝すれば自動的に悲願のJFL昇格が決まります。
勢いに乗るチームは国民スポーツ大会で九州ブロックを通過し、4日、開催地の滋賀県との初戦に臨みます。
国スポ直前のこの日は2チームに分かれた実戦形式の練習で戦術面の最終確認などを行っていました。
国スポ出場に熱い思いを持った選手がいます。
今シーズンから加入した佐伯市出身のゴールキーパー松田選手です。
◆GK松田亮選手
「今年約10年ぶりに大分に帰ってきたが、大分県のチームでプレーをするだけではなく県代表としてプレーをすることに誇りを持っているし、責任も重大だと思うので期待に応えられるように頑張ります」
就任2年目でリーグ優勝へ導いた柳川監督にこれからのチームに求めることを聞いてみると…
◆柳川雅樹監督
「ピッチにいる11人がしゃべってお互い伝えて確認し合うということは大事になってくる。そこは常日頃から選手にも求めているところ。」
チーム一丸となって勝利を目指すジェイリースFCですが、サッカーだけではなく地域貢献の活動にも熱心に取り組んでいます。
ジェイリースFCの選手たちは県内の保育園やリハビリ施設などを定期的に訪問。
地域に根差したクラブとしてこうした交流活動を大切にしているということです。
トリニータで長年プレーし、現在はジェイリースFCで活躍する松本選手もこうした活動に熱心に取り組む1人です。
◆松本怜選手
「ジェイリースFCはこの町をもっとハッピーにしていくというのが一つ経営理念にあるので、僕たちのサッカーを通じて老若男女いろんな人にスポーツの楽しさや生きる楽しさを伝えれられればと思うので、逆に僕たちも一緒に交流することで元気をもらえるのですごくいい活動ができていると思う」
4日、国民スポーツ大会の初戦に挑むジェイリースFC。そして11月には創部以来目標に掲げてきたJFL昇格がかかる大会に臨みます。
◆松本怜選手
「九州リーグは優勝できたがこの先全ての大会で優勝するつもりなので、全ての試合で皆さんに元気と勇気を与えられるように頑張るので、今後とも応援よろしくお願いします」