鹿児島空港と霧島温泉郷を結ぶ主要なルートとなる、国道223号線は、8月の大雨による土砂崩れで通行止めが続いていますが、10月中に片側通行できる見通しとなりました。

国道223号線は、霧島市の鹿児島空港と霧島温泉郷を結ぶ重要な幹線道路で、2025年8月の大雨で鹿児島空港から約8キロの距離にある、霧島市牧園町宿窪田など3カ所で土砂崩れが発生しました。

このため、日の出温泉「きのこの里」から塩浸温泉龍馬公園までの約2.2キロの区間が8月8日以降通行できなくなっています。

8月28日に取材した際には、道路脇の高さ90メートルの斜面が崩れ、大量の土砂と倒木が道路をふさぎ、場所によってはバス停の時刻表の高さにまで達していました。

主要な道路の約2カ月の通行止めは利用者の日常生活に影響を与えています。

ドライバー
「いつ頃までかかる予定なのか、ちょっと見てみようと思って下ってきたが、上に行くにも横川(町)を通って行かないといけない。近道はあるがカーブが多くて車も多い。片側でも通れた方がいい」

林佳伸 記者
「国道223号線のがけ崩れ現場です。防護柵の設置が進み、復旧に向けた作業が行われています」

復旧作業では、大量の土砂や倒木の撤去や土砂の流入を防ぐ土のうが設置されています。

今後、崩れた斜面にモルタルを吹きつける工事などを行い、県は10月中に片側交互通行できる見通しとしています。

一方、全面開通の時期は未定としています。

鹿児島テレビ
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