2025年も残り3カ月。山形市の郵便局に「年賀はがき」が搬入された。年賀状離れが進む中、発行枚数は前の年から約3割減っている。
(リポート)
「山形南郵便局に来年用の年賀はがきを積んだトラックが到着しました。来年を考える季節になってきましたね」
3日、山形市の山形南郵便局に年賀はがきが届き、トラックの荷台から次々と運び出された。
搬入されたのは段ボール76箱・30万4000枚で、エリアごとに仕分けされ、県内の郵便局へ配られるという。
デザインは無地のほか、絵柄つきなど計7種類で、2026年のえと「ウマ」を中心に描かれている。
中には縁起のいい「左馬」が将棋の駒に描かれたデザインも。
一方で、SNSの普及や「年賀状離れ」が進み、発行枚数は年々減っている。
日本郵便によると、2026年用の年賀はがきの当初発行枚数は約7億5000万枚で、前の年から約3割減っているという。
発行枚数の減少は15年連続。
(山形南郵便局・鎌田満部長)
「年賀状は日本の伝統文化。これからも引き続き継承していかなくてはならないと思う。元旦に1通でも多くの人に届けて喜んでもらいたい」
年賀はがきの販売は10月30日から始まり、投函の受付は12月15日から。