西川町の月山で、登山中の女性が足の骨を折り防災ヘリで救助された。山間部を中心に紅葉が見ごろとなる中、県警は万が一に備え連絡手段の確保や防寒具の準備など、備えを徹底するよう呼びかけている。
3日午前11時45分ごろ、月山で登山をしていた男性から「妻が転んでけがをした」と消防に通報があった。
けがをしたのは埼玉に住む53歳の女性で、防災ヘリもがみで救助された。
女性は左足首の骨を折る重傷とみられている。
県内では山間部を中心に紅葉が見ごろとなっているところもあり、登山や紅葉狩り・キノコ採りなど秋が深まるにつれ山に入る機会が増える。
こうしたなか注意が必要なのは、遭難やけがなどのトラブルへの備え。
<県警による備え呼びかけ>
●万が一の時の連絡手段としてスマートフォンを持っていく
●充電用のバッテリーも用意しておく
●地図アプリを活用する
また、今の時期は日暮れが早く気温も一気に下がるため、ヘッドライトや防寒具も持参してほしいとしている。
一方、キノコ採りへ行く人は、自分が知っているポイントを人に知られないように誰にも言わずに山に入る傾向があるという。
そのため県警は、「必ず家族などに行き先を伝えるようにしてほしい」としている。