福岡県筑紫野市にある西鉄天神大牟田線の車両基地で、踏切事故を想定して警察や消防も参加した大規模な訓練が行われました。

西鉄では年に1回、災害や事故などをテーマにした大規模な訓練を行っていて、今回は踏切内で動かなくなった軽自動車に電車が衝突したとの想定です。

訓練には、車掌や技術員など約300人のほか、警察と消防も参加。

乗客の安全確保や車両の復旧作業など、事故が起こった際の対応について確認すると共に、事故車両を連結して動かす「救援列車」も実際に稼働させ、通報や被害の確認などの連携についてもチェックしていました。

◆西鉄 鉄道事業本部 久木田桂一 運転車両部長
「事故だけでなく豪雨など自然災害も激甚化しているので、必ずお客様の安全を守れるような、何かあった時に安全第一で動けるような職員を作っていく訓練を行いながら、鉄道事業を運営していきたい」

去年は踏切内で電車と乗用車が衝突する事故が4件起こっていて、西鉄は、「通報や避難誘導など様々な対応が求められるため、訓練を通じて、いつでも落ち着いて対応できるようにしたい」としています。

テレビ西日本
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