岩手県盛岡市出身で総理大臣などを務めた米内光政にゆかりのあるメニューの給食が、10月2日に市内の小学校で振る舞われました。
盛岡市の仙北小学校では、毎年この時期に市ゆかりの先人にちなんだ給食を提供しています。
戦後80年に当たる2025年の先人は、戦時中に総理大臣や海軍大臣を務めていた米内光政です。
2日は、仙北小学校の5年生と6年生合わせて31人が参加し、はじめに終戦のために尽力した米内の歩みについて学びました。
お待ちかねの給食は、米内の好物だった「豆腐」と「おから」が使われたメニューです。
豆腐がたっぷり入ったカレーや、おからがぎっしりと詰まったコロッケなど、米内が愛した豆の素朴な味をアレンジしました。
給食を食べた子どもたちからは「おからコロッケがとてもおいしい」「学びながら食べられるのが、すごくうれしい。(おいしいから)米内光政が好きで食べていた理由がわかる気がした」などの声が聞かれました。
子どもたちは、偉大な先人に思いをはせながら特別な給食を楽しんでいました。