10月11日(土)に人吉市で初の野外音楽フェス『Rural Act(ルーラルアクト)25』が開催されます。2020年の豪雨災害からの復興に向けた地域の新たな挑戦。実行委員会のメンバーに開催の狙いを聞きました。
(ライブ映像/YOGEE NEW WAVES ヨギー・ニュー・ウェーブス)
映像提供/スペースシャワーTV
『Rural Act(ルーラルアクト)』とは〈田舎者が起こす奇跡〉を意味しています。
2020年7月の豪雨災害から5年。「音楽の力を信じ、地方の未来をあきらめない」をコンセプトにしたイベントです。復興に関する社会実験の一つとして球磨川沿いにある人吉城跡ふるさと歴史の広場で開催されます。
【一般社団法人らぞLABO 北 貴之 代表理事】
「人吉市の公共施設や公園が被災して、市民の声で今回の会場である所も復旧はしたんですが、そういった所は維持管理費がずっとかかっていく。維持管理費を僕ら民間が収益を上げながら事業をして、それを地域に還元していく仕組みをつくりたい。それを検証するための事業としてやりたいというのがスタートです」
市街地は復旧整備が進み、表面的には〈元に戻った〉ように見えるものの、地域の人の暮らしや主要産業である観光業はまだ回復していないといいます。音楽の力で元気を届け、さらなる復興を目指すきっかけにしたい。多くの人に足を運んでもらい人吉の魅力を体感してほしい。
そんな地域の新たな挑戦を後押ししようと豪華なアーティストたちが出演します。
(ライブ映像/チャラン・ポ・ランタン)
映像提供/スペースシャワーTV
【チャラン・ポ・ランタンからのメッセージ】
「皆さん、こんにちは。唄とアコーディオンの姉妹ユニット、チャラン・ポ・ランタン、ボーカル・妹の桃と姉のアコーディオン・小春です。熊本県人吉市で開催されるフェスですけど、熊本県人吉市に行くのは初めてです。おいしいご飯と温泉とおいしいお酒、あるみたいなので楽しみです、行くのがね。見に来る皆さんも一緒に楽しみましょう」
【DJやついいちろうからのメッセージ】
「大好きな熊本に、今回はDJとして行かせていただけるということで、楽しみにしております。皆さんを大いに盛り上げたいと思いますよ」
(ライブ映像/思い出野郎Aチーム)
映像提供/スペースシャワーTV
【思い出野郎Aチームからのメッセージ】
「人吉の復興と皆さんを元気づけられるようなライブができたらと思っております。とはいえ初めての場所なので、めちゃくちゃ楽しみです。すごくいいイベントだし、出演者も豪華で、めちゃくちゃ楽しみにしております。人吉はうなぎがおいしいらしいです。うなぎを楽しみに頑張りたいと思います」
(ライブ映像/TENDRE テンダー)
映像提供/スペースシャワーTV
人吉城跡という文化財の中で、どんな音楽が届けられるのか。地域のフェスとして、どんな色を出すのか。純粋に「カッコよくて、すてきな音楽」を奏でてくれるアーティストたちに実行委員会はオファーしたといいます。
【一般社団法人らぞLABO 北 貴之 代表理事】
「錚々(そうそう)たるメンバーなんですけど、そういう人たちを呼んで、〈人吉でこういうことができるんだよ〉というのをぜひ見せたいなと。実際、演奏とかプロのパフォーマンスを見ることで、今のこの地域の子供たちに何かしらインパクトを与えることができないかなと考えています」
司会は、豪雨災害以降、人吉市の復興に向けた支援を続けている人気芸人ラランドのニシダさんとさまざまなメディアで活躍する福留光帆さん。
さらに、人吉市出身で昨年度、『マジシャン・オブ・ザ・イヤー』を受賞したKiLa(キラ)さんのマジックショーも行われます。
【一般社団法人らぞLABO 北 貴之 代表理事】
「熊本でこのアーティストたちの演奏が聴けるとか、文化財の中でフェスがあるのは、たぶんよそではないかなと。来ていただいて、絶対、満足してもらえると思っているので、一人でも多く参加していただけるとうれしいです」
音楽を通じて、人と人、まちと未来をつなぐ野外音楽フェス『Rural Act(ルーラルアクト)25』は「みんなでつくる復興の祭り」です。