狭いがれきの中を懸命に捜索する救助隊員。
すると、生存者を救出。
隊員の問いかけに小さくうなずく様子も確認できます。
9月29日に、インドネシアの東ジャワ州にあるイスラム系の寄宿学校の礼拝堂が突然崩壊した事故。
コンクリートのがれきが崩れ、多くの学生らが下敷きになりました。
重機を使うと、さらなる崩壊を招く恐れがあるため救出活動は手作業のみ。
そのため作業は難航しています。
インドネシア当局によりますと、1日夜までに新たに7人が救出されました。
このうち2人の死亡が確認され、死者は合わせて5人となりました。
行方不明者は91人とされていましたが、学校側の出席簿や家族からの届け出をもとに、現在も下敷きになっている可能性がある生徒は59人に修正されました。
崩壊した礼拝堂は、増築するための工事中でした。
しかし工事は必要な許可を取っておらず、当局は建築技術に問題があったと指摘しています。
日本時間の2日午後5時ごろに生存率が著しく下がるとされる「発生後72時間」がたとうとする中、現地では今も救助活動が続いています。