メジャーリーグ、地区シリーズ進出に王手をかけた第2戦。
ロサンゼルス・ドジャースの“侍トリオ”が魅せてくれました。
先発の山本由伸投手は、立ち上がりデッドボールなどでランナーを背負います。
4番・ヘイズ選手を平凡なライトフライに抑えたかと思われましたが、テオスカー・ヘルナンデス選手がまさかの落球。
2塁3塁のピンチを迎えました。
続くスチュワート選手にライト前へ運ばれ、初回にエラー絡みで2点を失います。
日本時間1日、2ホーマーの大谷翔平選手はノーアウト2塁で迎えた3回の第2打席。
初球に手を出し、セカンドゴロ。
ランナーを3塁に進め、続くベッツ選手がタイムリーヒットを放ち、ドジャースが1点を返します。
さらに4回、ドジャースの下位打線が奮起。
7番のキケ・ヘルナンデス選手、8番・ロハス選手の連続タイムリーで3-2と逆転に成功します。
2回から5回まで三者凡退と完璧なピッチングを見せていた山本投手でしたが、6回、3連続ヒットでノーアウト満塁の大ピンチを迎えます。
エースの真価が問われる場面。
まずは4番・ヘイズ選手をショートゴロに打ち取りワンアウト。
初回にタイムリーを打たれている5番・スチュワート選手にはカーブで空振り三振。
そして6番・デラクルーズ選手にもブレーキの利いたカーブで連続三振。
この大ピンチを切り抜けます。
その裏、今度はドジャースにチャンス。
大谷選手が貴重な追加点となるタイムリーヒットを放ち、ベンチをあおります。
さらに、初回エラーのテオスカー・ヘルナンデス選手にもタイムリーが飛び出し4点を追加。
ベンチで山本投手と抱き合います。
不安定な中継ぎ陣が何とか2失点で踏ん張り、リードしたまま9回。
マウンドには、満を持して佐々木朗希投手が上がりました。
まずは、先頭バッターをスプリットで空振り三振。
続く3番・ラックス選手にもスプリットで連続三振を奪います。
そして最後は、161km/hのストレートでショートライナーに打ち取りゲームセット。
完璧なリリーフを見せました。
佐々木朗希投手:
球場の雰囲気もすごく高まってましたし、初めて9回投げて緊張したんですけど、球場に後押しされながら投げることができたと思います。
ドジャースは2連勝で地区シリーズ進出決定。
2年連続ワールドシリーズ制覇へ、まずは第1関門突破です。