◆ナ・リーグ ワイルドカードシリーズ第2戦 ロサンゼルス・ドジャースーシンシナティ・レッズ 1日(日本時間2日午前10時8分試合開始、ドジャースタジアム)
メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは1日(日本時間2日)、レッズとホームで対戦し、大谷翔平選手(31)は「1番DH」で先発出場した。
ナ・リーグ西地区優勝のドジャースと、ワイルドカードで勝ち上がった中地区3位のレッズとの2戦先勝の「ワイルドカードシリーズ」。30日の第1戦は大谷が1回と6回にホームランを放つなど打線が爆発したドジャースが、10-5でレッズを下し、フィリーズが待ち構える地区シリーズ進出へ王手をかけた。
大谷はレギュラーシーズン、打率.282、本塁打55本、打点102、得点146、盗塁20の打撃成績。投げては14試合に登板し1勝1敗、防御率2.87、47回を投げて奪三振62の成績だった。
ドジャースは今季12勝8敗、防御率2.49の山本由伸投手(27)が先発。一方のレッズは今季10勝8敗・防御率3.81のリテル投手が先発した。
1回表2死1塁で4番ヘイズのライトへのフライを右翼手テオスカー・ヘルナンデスがまさかの落球。2死2、3塁のピンチを招くと、山本は5番スチュワートにライト前へ抜ける2点タイムリーヒットを打たれ、レッズが2点を先制した。
1回裏の第1打席、大谷はカウント1-2で4球目の外角スプリットを引っかけてファーストゴロ。
2回表、山本は2つの三振を奪うなど3人で打ち取る。3回表も三振1つを含め3者凡退に抑えた。
3回裏無死2塁で大谷の第2打席、初球の外角スプリットを引っかけセカンドゴロに倒れたが、走者を3塁へ進め、続く2番ムーキー・ベッツにセンターへのタイムリーが出てドジャースが1点を返す。
4回表も山本は的確にコントロールされたボールで出塁を許さず3人で抑え、完全に立ち直った様子。
4回裏1死1塁で7番キケ・ヘルナンデスが右中間を破るタイムリー二塁打を放って2-2の同点に追いつく。1死2塁となって8番ロハスがライト前に落ちるタイムリーを打って3-2と逆転。ここでレッズは先発リテルから2番手ロドロに継投した。
9番ロートベットのセカンドへのバントヒットで1死1、2塁となって大谷の第3打席、初球の内角カーブを打ち上げてライトフライに倒れた。
5回表も2つの三振を奪うなど3人で抑えた山本だったが、6回表に3連打で無死満塁のピンチを迎える。それでも4番ヘイズをショートゴロ、5番スチュワート、6番デラクルスを連続三振に切って取り、無失点で切り抜けた。山本はマウンド上で雄叫びを上げ、ベンチで大谷もガッツポーズを見せた。
6回裏1死1、3塁で大谷の第4打席はレッズ3番手マルティネスとの対戦。カウント2-2で7球目の外角低めチェンジアップを引っ張りライト前へタイムリーを打って1点。なおも1死1、3塁で2番ベッツがレフトへタイムリー二塁打を放ってもう1点。3番フリーマン申告敬遠で1死満塁となり、4番T・ヘルナンデスがセンターへ2点タイムリー二塁打を放って3塁から大谷も生還。ドジャースが7-2とリードを広げた。
山本は7回表も続投したが、2つの四球で2死1、2塁となったところで2番手のトライネンと交代。6回2/3、打者28人に113球を投げ、被安打4、奪三振9、与四球2、与死球1、失点2、自責点0の成績。勝利投手の権利を持って、5点差でリリーフ陣に託した。