◆ナ・リーグ ワイルドカードシリーズ第1戦 ロサンゼルス・ドジャース10ー5シンシナティ・レッズ 30日(日本時間1日午前10時8分試合開始、ドジャースタジアム)
メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは30日(日本時間1日)、レッズとホームで対戦し、大谷翔平選手(31)は「1番DH」で先発出場。第1打席と第4打席でホームランを放ち、ドジャースが勝利した。
ナ・リーグ西地区優勝のドジャースは、ワイルドカードで勝ち上がった中地区3位のレッズと2戦先勝の「ワイルドカードシリーズ」を戦う。
大谷はレギュラーシーズン、打率.282、本塁打55本、打点102、得点146、盗塁20の打撃成績。投げては14試合に登板し1勝1敗、防御率2.87、47回を投げて奪三振62の成績だった。
ドジャースは今季5勝4敗、防御率2.35のスネル投手が先発。一方のレッズは今季7勝4敗・防御率2.76、球速160キロを超える速球が持ち味のグリーン投手が先発した。
1回裏の第1打席、大谷はカウント2-1で4球目の161キロ内角フォーシームをとらえ、ライトスタンドへいきなりの先頭打者ホームラン。打球速度189キロ、飛距離114メートル、角度21度の弾丸ライナーでドジャースが1点を先制した。
2回裏2死2塁で大谷の第2打席、3-2フルカウントで6球目の外寄り直球を見逃し三振。
3回裏1死2、3塁で5番テオスカー・ヘルナンデスがレフトスタンドへスリーランホームラン。続く6番エドマンもライトへ2者連続ホームランを放ち、ドジャースが5-0とリードを広げた。
4回裏1死走者なしで大谷の第3打席は、レッズ2番手バーローとの対戦。ファウルで粘ってカウント2-2としたが、7球目の低め変化球を空振りして三振に倒れた。
5回裏2死走者なしで5番T・ヘルナンデスが、代わったばかりのレッズ3番手フィリップスから右中間へソロホームランを打って6-0。
6回裏2死1塁で大谷の第4打席、カウント1-1からフィリップスが投じた3球目の真ん中寄り138キロのスイーパーをはじき返し、右中間スタンド上段に飛び込むツーランホームラン。飛距離138メートル、“確信歩き”の超特大弾でドジャースが8-0と大きくリードを広げた。
快投を続けるドジャース先発スネルは7回表もマウンドに。連続ヒットで1死1、3塁のピンチを招き、6番デラクルスのショートゴロの間に1人が還り1-8。2死1塁となって7番スティーブンソンのタイムリー二塁打で2-8とした。
7回裏2死1塁で8番代打コールがレフトへヒット。右翼手の悪送球の間に走者が還り、ドジャースが9点目。なおも2死走者3塁で9番ロートベットにレフトへのタイムリーが出て、ドジャースが得点を二桁の10点に乗せた。
2死1塁で大谷の第5打席、3-2フルカウントから6球目の内角低めシンカーを見逃し三振。
8回表、ドジャースは7回4安打2失点9奪三振と好投したスネルから、2番手ベシアに継投。ヒットと四球で1死1、2塁となって3番手エンリケスに代わったが、2者連続四球で押し出しの1点を献上。なおも1死満塁で5番スティアにセンターへのタイムリーを許し、レッズが4点目を挙げた。
引き続き1死満塁でドジャースは4番手ドレーヤーを投入したが、6番デラクルスに押し出しの四球を与え5-10。それでも7番スティーブンソンを三振、8番ヘイズをファーストフライに打ち取って反撃を断った。
試合は9回表を5番手トライネンが無失点で抑えたドジャースが10-5で先勝。フィリーズが待ち構える地区シリーズ進出へ王手をかけた。
大谷は5打数2安打、本塁打2、打点3、得点2、三振3の成績だった。