航空自衛隊の戦闘機が初めての欧州派遣を終えて帰国し、空自トップの森田空幕長は2日、「欧州大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分との認識を体現することができた」と強調した。
空自は、Fー15戦闘機4機などを9月14日からアメリカ、カナダ、イギリス、ドイツの空軍基地に派遣していたが、戦闘機の欧州への派遣は初めてのこと。
現地でイギリス空軍の戦闘機との編隊飛行など部隊間交流を重ね、10月1日に帰国したが、記者会見で森田空幕長は、「航空自衛隊の初の試みに挑戦をして、見事に完遂してくれた隊員たちを誇りに思う」と強調した。
また、「欧州大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分で相互に連関しているとの認識を航空自衛隊として体現することができた」と述べた。
森田空幕長自身も、9月21日~26日にイギリスとドイツを訪れて空軍基地の視察などをしていて、「両空軍との相互理解を一層深め、防衛協力交流を推進することができた」と振り返った。
(※画像は航空自衛隊のXより)