サウナ付き高級住宅の建築などを手掛ける札幌市の住宅メーカー「フェザーホーム」が、破産申請の手続きを進めていることが分かりました。民間の信用調査会社、東京商工リサーチによりますと、負債総額は約12億円です。
「フェザーホーム」は2021年設立。札幌市内やニセコ地区・富良野市などのリゾート地で、富裕層をターゲットとした戸建住宅の建築のほか、サウナ施設の施工などを中心に手掛けてきました。2023年1月期には13億円近くを売り上げていました。
2024年には、ブームとなったサウナ関連事業に注力。新築住宅の建築と連動させ、成約の大半が「サウナ付き物件」となり、2025年1月期には約21億2500万円の売上高を計上していました。
その後もフィットネスジム開設なども進めてきましたが、急激な業務拡大に伴い資金繰りが悪化。さらに建築資材の高騰などが重なり事業の継続を断念しました。10月1日付で事業を停止しており、現在破産申請の準備を進めているということです。