秋田市は空席となっている副市長に、秋田県の前副知事で2025年4月の知事選挙に立候補した猿田和三氏を起用する方針を固めました。市はすでに市議会の一部に人事案を示していて、開会中の9月議会に提出する見通しです。
猿田和三氏は秋田市出身の62歳。1988年に秋田県庁に入庁し、財政課長や産業労働部長などを歴任。2021年から2024年11月まで副知事を務めていました。2025年4月の県知事選に立候補しましたが落選しています。
複数の関係者によりますと、秋田市は猿田氏を副市長に充てる人事案を市議会の一部議員に示していて、開会中の9月議会に提出する考えです。
秋田テレビの取材に対し、沼谷純市長は「人事案件なので私から現時点で何かを申し上げるのは控える。議会の答弁でも申し上げたが、私に無いものを持っている方、市政の発展に力を尽くしていただける方をと考えている」と答えました。
秋田市の副市長は条例で2人と定められていますが、2025年6月末で1人が退任し、現在は柿崎武彦氏が1人で務めています。沼谷市長がもう1人の選任を急いでいました。
(※柿崎武彦副市長の「崎」は「たつさき」)