2日朝、秋田県鹿角市の畑で農作業をしていた70代の男性がクマに襲われ顔にけがをしました。警察と市の職員が周辺をパトロールして住民に注意を呼びかけています。
警察や鹿角市などによりますと、2日午前9時50分ごろ、鹿角市十和田大湯小清水の畑で70代の男性が1人で農作業をしていたところ、突然現れたクマ1頭に襲われました。
男性は額や鼻などをひっかかれ病院に搬送されましたが、会話ができる状態だということです。
クマは男性を襲ったあと現場から去っていて、警察と市の職員などが周辺をパトロールして注意を呼びかけています。
現場は「道の駅おおゆ」から南に1キロほどの果樹園が複数ある地域です。
2025年に県内でクマに襲われた人は、これで19人となりました。
鹿角市内ではこのほか、新たに2件のクマによる人身被害が確認され、70代の男性と80代の女性がけがをしています。いずれも会話ができる状態だということです。