きょうから10月、毎月のようにお伝えしている値上げですが、今回は半年ぶりの値上げラッシュです。

 みなさんの節約術を調べてきました。

 9月まではメーカー希望小売価格180円だったこちらのジュース。

 それが、1日からは…

 「180円くらいですよね?これがさらに上がるの?」(60代)

 「200円になるんです」(スタッフ)

 「わぁ!」(60代)

 北海道コカ・コーラボトリングは1日の出荷分からコーヒー製品を20円から30円、その他の商品を20円値上げします。

 500ミリリットルペットボトルのコカ・コーラは、180円からついに200円の大台に突入します。

 「なんか気持ちが違いますね。100から200だと」(30代)

 他にはどんな商品が?

 札幌市北区のスーパーです。

 「ジュースとかほぼ全メーカー値上げになるんですよね。コカ・コーラ、サントリー、キリン、伊藤園、アサヒ」(マルコストアー 山川悟史社長)

 コカ・コーラだけではありません。

 主要飲料メーカーでは多くのジュースが値上げされます。

 「コーラの500ミリペットボトル、自動販売機とかは定価販売になりますが、当店では大体118円から128円税込みでここまでは抑えますね」(山川社長)

 そして日本の食卓に欠かせない、あの食材は。

 「どちらでも販売されているタカノフーズさんの納豆。(仕入れの)上げ幅の大きい商品なんかは来月から1パック10円ほど値上げせざるを得ないものもあるんですよね」(山川社長)

 他にも、年末に向けこれから需要が増す、もち。

 そして、おなじみのエバラ食品工業の調味料も。

 民間の調査会社によると10月は3千品目以上が値上がりします。

 4月以来、半年ぶりの多さです。

 高騰が続くコメは10月から値上げせざるを得ないといいます。

 「9月いっぱいまでは、令和6年度産の販売で店頭価格を抑えさせてもらってるんですけども、10月からは在庫もなくなっちゃうので、今年の新米に切り替わるんですよね。大体5キロで800円くらい値上げしないとダメなんですよ…」(山川社長)

 新米に切り替わると最低価格でも5キロ4200円台になるといいます。

 「我慢することが増えているので、けっこう厳しいですよね」(40代)

 こちらのスーパーでは保存できる商品は大量に仕入れ、この先1か月ほどは価格を抑えたいとしています。

 一方でこのタイミングで値下げに踏み切る動きも。

 日用品から食品までズラリとならんでいますが、人気の冷凍野菜からお米の高騰で需要高まるパスタまで値下げに踏み切るということです。

 値下げされるのはイオンのプライベートブランド「トップバリュ」の38品目です。

 冷凍野菜で一番人気のブロッコリーに、最近人気が高まっているパスタ。

 さらにパックごはんなど、冷凍食品から日用品まで人気商品がお得に購入できます。

 「普段の食生活で必要なものを集中的に値下げできた」(イオン北海道 山本治商品本部長)

 スーパーも物価対策に奔走するなか皆さん、どのように対応しているのでしょうか。

 「値引きシール貼る時間を狙って行くようにしてます。午後9時50分閉店なんですけど、その間際が一番の値引きタイム」(60代)

 「おいしい牛肉とかね、プリプリのホタテとかね、欲しいものあったら値段高くてもパッと買ってたのを、ちょっと考えるようになった」

 「電気代は節約してます。ソーラー(パネル)をベランダに置いて。スマホとかタブレット、全部充電している」(80代)

 「(以前は歩いて)3分のところも車だった」(60代)

 「(Q:今は?)自転車。30分とか1時間平気で乗ってます」(60代)

 みなさんギリギリまで頑張ってきている節約。

 今回のさらなる値上げ、生活に大きな影響がありそうです。

北海道文化放送
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