激しく打ち付ける大粒の雨。
午前11時頃の北海道白老町です。
道路は冠水し、車のタイヤは半分ほどが水に浸かっています。
白老町周辺で、1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降り続き、白老町森野では、午前10時までの6時間で327ミリと観測史上一番の大雨に。
「どこも酷いと思います。真ん中くらいだとひざ下くらいまでありますね。」(冠水道路で作業している人)
白老町は、川の氾濫の恐れがあるとして、一時685人に避難指示を出しました。
「あんまり見た事のない大雨でしたね。雨が一番強い時に避難してきたので、全身びしょびしょになって大変でした」(町民)
白老町役場によりますと「家が浸水しそう」という内容の通報が数件入っていて、役場が確認しています。
また白老町社台の牧場は、一時、人の腰の近くまで浸水し、馬の厩舎にも、水が流れ込みました。
交通機関にも影響がでていて、国道276号は伊達市大滝と苫小牧市の間が通行止めになっています。
JRは、室蘭線の糸井と東室蘭の間で、終日運転見合わせとなり、特急北斗など82本が運休しています。
北海道内は1日夜遅くにかけては、局地的に非常に激しい雨が降り、大雨になる予想です。
河川の氾濫や土砂災害に警戒が必要です。