近年、モバイルバッテリーで充電中などに出火する事故、いわゆる“モバ充火災”が相次いでいます。

2025年7月、JR山の手線の車内で30代の女性が使っていたモバイルバッテリーが燃える火事があり、一時、全線で運転を見合わせに。

そして9月25日には、東京都内でスマホを充電中のモバイルバッテリーが火元とみられるマンション火災が発生。
この部屋に住む10代の女性など、男女6人が病院に搬送されました。

その翌日には、成田エクスプレスの車内で乗客のバッグの中にあったモバイルバッテリーから煙が出て、列車が緊急停止する騒ぎも。

相次ぐモバ充による火災。
対策はどうすればいいのでしょうか?

いわゆるモバ充での事故はこの5年で2.5倍以上になっているそうですが、どう対策をすればいいのでしょうか。

まず、身近に置かれているモバイルバッテリーの数自体が急増していて分母が大きいために事故が増えているということもありますが、個人が気をつけなければいけないのは事実です。

今回のギモン解決班では、モバイルバッテリーに関する「知っておかなければならない」、“故障”と“劣化”の2つの疑問を調査しました。

2人の専門家の解説を交えて徹底解明していきます。