火災現場から現金を盗んだ罪に問われている警視庁捜査一課の警部だった男に検察側は懲役3年を求刑しました。
火災捜査担当の係長だった政野亮二被告(51)は、2022年10月から2025年1月にかけていずれも住人が死亡した3件の火災現場からあわせて約640万円を盗んだ罪に問われています。
政野被告は1日の裁判で犯行を繰り返したことについて「成功体験もあって盗みを続けた」「火災現場に対する慣れがあった」と述べました。
検察側は「事件性のない現場で犯行に及んでいた」と指摘し懲役3年を求刑しました。
政野被告は2025年7月、懲戒免職となっています。