岡山市中心部を走る5社のバスと路面電車の最低運賃が、10月1日から160円に値上げされました。
◆バス運賃は10円~40円の値上げ 路面電車運賃も値上げ
値上げを行ったのは両備バス、岡山電気軌道、下津井電鉄(下電バス)、中鉄バス、備北バスの5社です。今回は区間によって、10円から40円の値上げとなっています。
主な区間では岡山駅から表町の天満屋バスセンターまでが120円から160円に、岡山電気軌道の路面電車も120円から160円にそれぞれ値上げされました。
◆国が5社の共同経営計画を認可
国が5社から申請があった共同経営計画を認可したことを受けて、実施したものです。政府はバスなどの公共交通サービスの維持などを目的に、同業者間の共同経営や経営統合などを認める、独占禁止法特例法を2020年に施行しています。
◆5社で約1億5000万円の収支改善見込む…宇野バスは計画に参加せず
この認可を受けると複数の事業者が共同で、運賃や路線、ダイヤの設定が行えるようになります。2029年度に5社合わせて約1億5000万円の収支改善効果が見込まれるとしています。
岡山市中心部などで路線バスを運行する、宇野自動車(宇野バス)はこの計画に参加していません。