ロシアがウクライナ4州の一部を一方的に併合してから3年となる中、ウクライナ東部ドニプロペトロウスク州でロシア軍のドローン攻撃があり、これまでに16人が死傷しました。
地元当局は9月30日、ドニプロ市がロシア軍のドローン攻撃を受けたと発表しました。
大学や医療センターなど民間施設が被害を受け、これまでに1人が死亡、15人が負傷したということです。
ゼレンスキー大統領は自身のSNSで、「昼間に民間インフラを狙った容赦ない攻撃であり、ロシアへの強力な圧力が必要だ」と指摘。
ヨーロッパの団結と防空システムの強化を改めて訴えました。
一方、ロシアのプーチン大統領は9月30日、ウクライナ東部ドネツク州とルハンスク州、南部ザポリージャ州とヘルソン州の一部を併合して3年となるのに合わせて、国民向けにビデオメッセージを発表しました。
この中でプーチン氏は「再統合を心から祝う」と述べ、「2022年以降、ドンバスとノボロシアでは学校や医療施設など2万3500以上の施設が建設、修復された」と述べました。
その上で、「安全は確実に保証される」と強調し、実効支配と復興の進捗をアピールしました。