ランチの悩みを解消しながら、生産者への支援にもつなげる新たな福利厚生の提案とは何か。

「megukuru」が企業向け福利厚生サービスとして、ランチバイキングのケータリングサービスを30日からスタートしました。

従業員数やオフィス環境などで上下しますが、週1日プランで月に16万5000円。
週5日プランで60万5000円の運営費を企業が負担することで、従業員は安くて野菜たっぷりのランチをオフィスで食べられる、だけではないんです。

皆さんは、仕事の日のランチで困っていませんか。
調査によると、使えるランチ代がこの1年で「減った」という人は34.8%。

「物価高でランチ代も高い」「人手不足による飲食店の減少で近くのお店はどこも混んでいる」など、megukuruは尽きないランチの悩みを解消すると同時に生産者を支援しようとしています。

CNC・海保学社長:
“めぐってくる”という循環の思いが込められたブランド名。いろんな思いですとか物もそうなんですけど、こういったものが“めぐって”、みんなが利益享受できる。

megukuruが目指すのは“三方よし”。

従業員は、企業の費用負担で安くて栄養のあるランチを食べられる。
企業は、従業員の健康実現とエンゲージメントアップ。
そして、生産者は作物の魅力発信の機会と新たな販路を得られます。

megukuruは環境に配慮して農業を営む生産者から直接野菜を仕入れているため、野菜を食べることが農業のサステナビリティーへの支援につながるといいます。

生産者の「たがやす倶楽部」齊藤孝治代表はmegukuruについて、「やっぱり消費者とつないでくれる。なかなか農家って直接消費者とつながるところって難しいところもあるので、その辺が一緒にできると、スムーズに野菜をお届けしてもらうこともできると思うので、その辺に期待しています」と話します。

megukuruを先行導入した日本ロレアルのカフェでは、1000円以下で食べられる野菜やフルーツたっぷりのランチに多くの従業員が列をつくりました。

日本ロレアル オペレーションズ本部・嶋村健作さんは「この値段ですと、社員が無理せずにおいしいもの、そして健康にいいものをいつでもとれるという状況をつくれるので、こういったサポートは重要だと思います」と話します。

従業員らは、「飲食フロアがあってそこで食べてるんですけど、野菜が少なかったりとか、1000円以上するので、これで830円はすごくお得だなと思います」「本当に野菜がとれてなかったので、なるべくここでとるようにして、力をつけて会社に貢献したい」と話し、好評の様子です。

働く人にとって楽しみでもあり、悩みの種でもあるランチ。
悩みの種はどんな果実に姿を変えるのでしょうか。

CNC・海保学社長:
単なる食事のサービスだけでなくて、地域に還元できてそれがまた戻ってくるみたいな。こういう特徴を持ったサービスを目指しています。優しさ“めぐる”。おいしいものも“めぐる”。