10月告示される宮城県知事選挙を前に、9月30日朝、投票用紙が宮城県内の各市区町村に発送されました。また、6選を目指し立候補を表明した村井知事が30日、公約を発表し、「人口減少が進む中で、今よりも活気がもてる宮城にする」と述べました。

30日朝、仙台市若林区の印刷会社では選挙管理委員会の立ち会いのもと、県内39の市区町村ごとに仕分けされた投票用紙がトラックやワゴン車に積み込まれました。

発送された投票用紙は192万4100枚で、前回2021年の知事選に比べ4万8900枚少なくなっています。

県選管によりますと前回の知事選の投票率は56.29パーセントでした。

県選挙管理委員会 島田悠介事務局長
「一人でも多くの有権者に、若い方々に政治に関心を持ってもらって、投票に行ってもらえるように、丁寧な情報発信とかしっかり対応したい」

県知事選挙は10月9日告示、26日に投開票されます。

こうしたなか、宮城県政史上最多の6期目を目指す、村井知事は30日、公約を発表しました。

宮城県 村井知事
「人口減少が進む中で、活気を維持できる、今よりも活気が持てる、そういう宮城にしていく。そして東北をけん引する宮城にしていきたい」

村井知事は2021年からの5期目で、病院の再編や宿泊税の導入などに取り組みました。

6期目では、引き続き人口減少対策のほか、半導体企業などの誘致、デジタル技術の推進による県内産業の生産性向上などに取り組むとしています。

宮城県 村井知事
「雇用を生み出し、若い人たちが働ける場をどんどん作っていく、年収が高い、そういう職場をどんどん作っていく、そういうことによって、宮城県の所得をだんだん上げていく。私はそういう形をとっていきたい」

県知事選挙にはこれまでに、元角田市の職員・伊藤修人氏、元参議院議員の和田政宗氏、自営業の金山屯氏、会社員の武藤心平氏、県議会議員の遊佐美由紀氏が立候補を表明しています。

仙台放送
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