10月1日から値上げラッシュの秋となりそうです。ペットボトル飲料や食品など、相次いで3000品目が値上げされる予定で、街の人から嘆きの声が聞かれました。

高本圭市 記者:
生活に身近なペットボトル飲料がずらりと並んでいますが、10月からは一斉に値上がりとなります

物価高の中で続くのが、食料品などの値上げラッシュです。

特にペットボトル飲料は大手飲料メーカーが原材料費の高騰などを理由に、10月1日の出荷分から一斉値上げに踏み切ります。

これにより、一部の商品では自動販売機での価格が1本200円の時代に。

40代女性:
(Q.自販機のペットボトル飲料が200円に)知らなかったです。だいぶ高くなってきているので、夏場は暑くて急きょ買うことはありますが、きょうも水筒とか持ってきて少しでも(出費を)抑えられたら

30代女性:
そこまで(値段が)上がるのは知らなかった。だったら給料を上げてと思うし、大変だなと思う。(待遇を改善)してもらわないと日本ヤバいなと思いますね

自動販売機でカフェラテを購入していた男性も物価の高騰を実感していました。

40代男性:
(Q.ペットボトルいくらでした?)180円です。(自動販売機を選ぶのは)便利さからですね。だいぶ昔よりも高くなっている。50円位 高くなっているのでは

一方で、こうした状況を前向きに捉えようと考えている人も。

20代男性:
苦しさはありつつも、自分なりに工夫することが大事かなと。家計を見直すいいきっかけになるとは思うので、半分ポジティブな形で受け止めています。(物価高で)家計簿をつけるようになりました。意外と見直すと余分なもの買っていると反省する機会が増えた

値上げの波はスーパーにも。

田子重ではメーカー側の値上げに伴い、ペットボトル飲料は軒並み100円台に値上げします。

田子重 西中原店・増田克己 店長:
(500mLのペットボトル飲料は)大体1本10円値上がりします。(特売の商品は)今は安く販売していますが、田子重では10月6日以降だと税抜きで108円になる。

秋の値上げはこれだけではありません。

コメの価格変動に左右されやすいパックご飯。

5食入りで最大100円値上がりし、約700円に。

さらに、食卓に欠かせないみそも大豆やコメの高騰で800gのものでは約460円と、これまでより80円ほど高くなります。

また、日本酒などの酒類は2Lの商品では100円ほど価格が上がり、約1500円に。

田子重では酒類が10月5日、食品が10月6日から値上げになるということです。

店でも駆け込み需要を取り込もうとするため、必要なものはいま購入することが節約にもつながると話します。

田子重西中原店・増田克己 店長:
(値上げ)以降の売り上げが落ちてしまうので、それをカバーするために値上げの前にたくさん在庫を持ち、販売することは過去に何回かやりました

また、毎月食料品などの割り引きセールもあり、チラシやホームページなどを確認することが家計の負担を少しでも減らすことにつながるといいます。

暮らしを直撃する秋の値上げ。家計簿とのにらみあいは、しばらく続きそうです。

テレビ静岡
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