記録的な残暑が続いていて、福井地方気象台によると、9月の福井市と敦賀市の平均気温は平年を大きく上回り、厳しい暑さとなりました。
 
今後の見通しについて、村田光広気象予報士が解説します。

2024年に次ぐ記録的な残暑だった9月

2024年9月も記録的な残暑となりましたが、今年もそれに迫る高温でした。9月30日までの9月の平均気温は、福井は26.3度、敦賀は26.9度と、いずれも平年より3度以上高くなっています。

これは、南の高気圧の勢力がまだ強いことと、上空に夏の空気が流れ込んでいるためです。現時点では2024年の記録を更新してはいませんが、厳しい残暑となっています。

今後も高温傾向が続く見込み

この高温傾向はしばらく続く見通しです。福井の最高気温と最低気温の予想では、平年であれば最高気温25度前後、最低気温16度前後ですが、今後も平年より高い状態が続くとみられています。
 
特に10月5日には真夏日に近い気温になる可能性もあります。朝の気温は20度を下回るようになり、やや涼しくなってきたものの、日中の最高気温は25度以上の夏日が続く見込みで、半袖で過ごせる陽気となりそうです。
 
引き続き、熱中症への対策が必要です。また、朝晩と日中の気温差が大きくなっているため、服装で調整するなど、体調管理に気をつけましょう。
 

福井テレビ
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