セミコンテクノパーク周辺の交通渋滞改善に向けて、県道大津植木線の多車線化と中九州横断道路へつながるアクセス道路の着工式が、9月23日に行われた。いずれも2028年度の完成を目指す。
県道の多車線化にアクセス道路も
県道大津植木線の多車線化はセミコンテクノパーク周辺の4.7キロ区間。現在の2車線の道路が最大6車線化も可能となる道路に拡幅され、3カ所の交差点は立体交差として整備される。

またアクセス道路は菊陽町原水周辺から新たな道路を造り、一部県道を拡幅するなどし、国が整備を進める中九州横断道路の合志インターチェンジまで、3.5キロの区間で4車線で整備される。

9月23日は菊陽町で着工式が行われ木村知事は「二つの道路はセミコンテクノパーク周辺の渋滞緩和に向けた重要な縦軸と横軸であり、TSMCの進出効果を県内に波及できる」と期待を寄せた。

そして関係者で鍬入れをして工事の安全を祈願した。総事業費は195億円で国の交付金を活用し県が整備を進め、いずれも2028年度の完成を目指す。
(テレビ熊本)