8月の記録的大雨で被災し、一部区間で運休が続いていた肥薩おれんじ鉄道は27日
全線で運転を再開しました。週明け29日は、朝から復旧を待ちわびていた多くの通勤、通学客の姿が見られました。
肥薩おれんじ鉄道は8月の記録的大雨で線路に土砂が流入するなどし、八代駅と肥後田浦駅間を運休。その後、日奈久温泉駅と肥後田浦駅間の運転は再開しましたが、
八代駅と日奈久温泉駅間は1カ月以上にわたり運休が続いていました。
こうした中、応急復旧工事が完了し、27日、1カ月半ぶりに全線で運転を再開しました。
再開後、初めての月曜日となった29日は、朝から復旧を待ちわびていた多くの通勤、通学客が利用しました。
【女子高校生】
「戻ってきてくれて、うれしいです」
【男子高校生】
「電車がなくなって、どうなるかと思っていたけど、(代替)バスを出してもらって
無事に学校まで通うことができたので感謝しています」
【肥薩おれんじ鉄道 中村 誠希 社長】
「利用されている方や沿線住民の方にご不便をおかけしましたが、ようやく元の形に戻すことができて安どしています。これからお出かけにはいい季節になりますので、肥薩おれんじ鉄道を使ってもらって、沿線地域で観光を楽しんでいただきたい」
肥薩おれんじ鉄道によりますと、今後も本復旧の工事は続けられるということで、
工事完了は来年度以降になる見通しです。